天声小悟

小さなことを呟きます。

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天声小悟:海中の世論は

 とあるベンチャー企業に勤める友人から、バウリンガルならぬ「フィシュリンガル」の試作品を貸してもらった。防水加工と録音機能を施して海に一晩沈めていたら、思いがけないものが録音されているではないか。商品の宣伝の意味も含めて、ご紹介しよう▼磯...
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天声小悟:伝わる嫌悪

 新大久保のマクドナルドで人を待っていたときの話である。隣に座るカップルが、机を汚したまま席を立った。ちょっと待てと呼びかけたが、日本語が分からなかったのか、そのまま店を後にした▼しばらく経って来店してきた女子高生がその席に座ると、すぐに...
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天声小悟:シャッターを降ろす米穀店

 全体の3分の2ほどのシャッターが下りている米穀店は、昭和の懐かしい匂いを残しながらも、どこか寂しい雰囲気が漂っていた。丸の内線・新中野駅から青梅街道を西へ5分ほど歩いたところに麻屋米穀店はある。店主は2代目の帯津さん。先代を含めると50...
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天声小悟:食パン屋の行列

 麻布十番にある生食パン専門店「乃が美」に足を運んだ。開店から10分ほどしか経っておらず、しかも平日だというのに150人の行列ができている。ただ、想像と違うのは、行列でいっぱいの歩道が幸せそうな表情であふれていたことだ▼ガラス越しに店...